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2018年7月3日

【四海茫々(278)】妙手

 サムライ資本主義の淵源は聖徳太子の教えにあった。  記者が偉そうに言うことではないが、古代史研究家、東野治之氏の著書によると、太子は一個人の悟りを求める小乗仏教を否定し、生きとし生けるものすべての救済を求める大乗仏教を信奉した。個人の悟りを私益とすれば、生きとし生けるものすべての救済は公益ということになる。太子は公益への献身を説いた。それを表しているのは「和をもって貴しとなし…」で有名な『十七...