2018年9月18日
【四海茫々(286)】豪気
橋本峨山(1852~1900年)の書に「名利を求めず、栄を求めず、ただ縁に随(したが)って、この生を度(わた)る」がある。洞山良价禅師“自戒の偈(げ)”と注釈されている。伊庭貞剛(1847~1926年)の処世を彷彿とさせる一文かと思い、ここに掲げる。
良价は中国唐代の僧。峨山は京都出身の僧で天龍寺の住職、管長となった人物。幕末、維新の動乱期を生き、天龍寺の再興に尽くしたことや各界の有為の士と...
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