2018年9月11日
【四海茫々(285)】 混沌が熱源に
幕末の動乱の中で別子銅山と住友家の危急を救った広瀬宰平(1828~1914年)は1877(明治10)年、住友家総理代人(後の初代総理事)に就任した。
明治10年は西南戦争が勃発した年である。この内乱が日本の海運業に画期をもたらした。
同年2月、西郷軍は士学校の生徒1万5000人を率い熊本鎮台を目指して鹿児島を発った。さらに各地の不平士族が加わり、反乱軍は総勢3万人を数えた。これに対して政...
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