2018年12月4日
【四海茫々(295)】インテリゲンチャ
下谷育ちの江戸っ子でインテリ、トンガリ、五月の鯉の吹き流し。これは噺家、彦六とクニさんこと鈴木邦雄氏の共通項を並べたものである。
伝えられる話によると、彦六は弟子が失敗する度に「破門」を言い渡した。トンガリ症状の一つとされている。破門なる言葉は最後通牒に等しく重いものだが、彦六はそれを乱発した。本来の言葉の意味はとうに消滅していたに違いない。彦六らしいおかしさが感じられる。何やら赤塚不二夫の...
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