2019年3月12日
【四海茫々(303)】過誤の顛末と教訓
商船三井の鈴木邦雄氏は1971(昭和46)年、油送船部に異動して油送船課課長代理となり、10万トンタンカー5年定用の商いを立ち上げた。これが後に問題となる「博陽丸」プロジェクトである。
計画造船の枠外で導入した、営業の新手法であり、「果断」というべき選択だった。おそらく鈴木さんが上司の面々を口説きに口説いたのであろう。それでも首を横に振り、リスキーな営業には決して手を出さないという展開が予想...
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