【連載】コロナ禍の首都圏海コントラック＜上＞　荷動き減少で運賃値上げ困難に　トラック事業者、一部は休車対応も

　ドレージの環境はここ数年悪化の一途を辿ってきた。特に東京港などでは輸入コンテナの増加傾向が続いたことでヤード内にコンテナが滞留。ヤードがコンテナであふれ逼迫状態となったほか、コンテナの引き取りでもトラックがゲート前に長蛇の列を作り、港湾の周辺道路渋滞や長時間待機によるドライバーの労働環境悪化などが問題となってきた。 　ゲート前の長時間待機によってドレージの回転率が著しく低下する中、これまで各...