日本貨物鉄道
内航船共同保有で災害対応力強化
複数隻保有は現時点で考えず

　日本貨物鉄道（JR貨物）は、船舶を活用した災害対応力の強化を図っている。今年6月にJR貨物とセンコーグループホールディングス（センコーGHD）の共同保有船となる新造内航船「扇望丸」が矢野造船で進水し、8月に就航する予定だ。自然災害時などで鉄道網が寸断された場合にJR貨物のコンテナを代行輸送する。JR貨物の犬飼新社長は今月10日に開催した記者会見で、「一番弱いところである自然災害への対応をしっかり...