2025年2月25日
【<連載>次代への戦訓⑧】
日本郵船元副社長・石田忠正氏
JR貨物を変えた幹部合宿
がん研究会で経営改革の効果が表れ始め、黒字化が定着してきたころ、日本貨物鉄道(JR貨物)の経営再建に関する依頼が国から来ました。JR貨物は旧国鉄の貨物部門で、各地域に分割されたJR旅客各社とは異なり、全国をカバーするネットワークを有していましたが、慢性的な赤字に苦しみ続けていました。
同社は旧国鉄時代の1兆円を超える巨大赤字の大半を占め、解体の主要因でしたが、JR貨物に民営化後も全国に1...
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