【記者座談会・空港この1年】
旅客復便で羽田の国際貨物増加
成田は新貨物地区の稼働固まる

　日本はじめアジアの空港でも国際線旅客便の復便が進んだ2023年。日本の国際線旅客便の回復率も年末までに7割を超え、特に羽田空港はコロナ前以上の便数が運航されるようになった。国際貨物は羽田での取り扱いが増え、日本発着の輸出入需要の低迷で三国間貨物の存在感が高まる。国際貨物を取り巻く環境が大きく変わる中、主力拠点、成田空港では将来の新貨物地区の稼働が固まった。 ■旅客回復、羽田では貨物量が急増...