コラム

2023年1月19日

【展望台】航空業界のリスクを思う

 古傷が痛む、と言ってしまうと表現が過ぎてしまうが、過去に痛めた体の部位、けがの跡などが、時を経て痛み出すことがある。あれだけ痛い思いをして治療したのに、すでに完治しているはずなの続き

2023年1月18日

【展望台】メニューのない居酒屋

 そこにあって当たり前だったものが、なくなりつつある。デジタル化の波を感じて、そう思う。もうすっかり慣れてしまったが、身近なものでは居酒屋のメニューがそのひとつ。QRコードを使って続き

2023年1月17日

【展望台】家庭の中の港湾人

 ジョージ・ガーシュインの「パリのアメリカ人(An American in Paris)」、スティングの「Englishman In New York」といった曲名が頭に思い浮かぶ続き

2023年1月16日

【展望台】「ギア」の価格に見るドラマ

 有難いことにちょっと長めの休暇を頂き、年末年始には帰省に加え、1週間の宮崎へのロッククライミング・トリップを満喫することができた。今回は、ロープを付けずに2~8メートル程度の小岩続き

2023年1月13日

【展望台】練り直し期間に突入か

 2020年秋ごろからの国際物流マーケットの混乱は約2年間にわたって続き、ひとまず落ち着いた状況で新年を迎えた。  今年の荷動きを厳しく見る目は少なくない。不透明な中で、年始続き

2023年1月12日

【展望台】省くべきこと、守るべきもの

 1月1日の朝。記者は母に命じられ、「山の神様」に元日参りに行く祖父のお供をすることになった。頭に頬被り(ほっかむり)をし、杖2本をついてえっちらおっちら歩く祖父を護衛する役である続き

2023年1月11日

【展望台】身の回りの半導体需要に期待

 学生時代から使用していたオーブンレンジが動かなくなった。今はなき「ナショナル」ブランドだ。それだけでも時代を感じるが、よくよく見ると2001年製と書いてある。20年以上も頑張って続き

2023年1月10日

【展望台】冬の節電プログラム

 最近、東京電力のマスコットキャラクター「でんこちゃん」をテレビCMでよく見かける。でんこちゃんは分電家に嫁いだ20代の主婦という設定で、「電気を大切にね!」というフレーズがおなじ続き

2023年1月6日

【展望台】新たな展開か?逆戻りか?

 駅伝を見るのが新年の恒例行事だ。1月1日の実業団によるニューイヤー駅伝、2~3日の大学による箱根駅伝は過去20年以上、毎年欠かさず観戦している。残念なことに2021年・22年の2続き

2022年12月28日

【展望台】RCEP発効の1年

 年末に近づき、今年の重大ニュースやトピックスを取り上げる記事を見かけるようになった。コロナ禍3年目、ロシアのウクライナ侵攻、円安など、社会や経済で大きな出来事があったが、こうした続き

2022年12月27日

【展望台】航空貨物市場、来年の見通しは

 新型コロナウイルスの感染拡大からまもなく丸3年。2022年は、世界がようやく正常化に向けて動き出した、あるいはコロナとの共生を受け入れる態勢が整った年だったと言えるだろう。特に年続き

2022年12月26日

【展望台】サバイブの先を見つめて

 グランドスタッフが走る。子供は手荷物カートに乗っかる。肩を組み、楽しそうな人々。鉄道チケットの窓口には列。列車内には段ボールを乗せたカートを持ち込むハンドキャリーのスタッフ。どこ続き

2022年12月23日

【展望台】デジタルが一変させた風景

 ある著名な写真家のトークショーに参加した。幼少期の出来事、写真を始めたきっかけ、自らの作品や被写体への思い、写真を撮りながら過ごした海外の思い出など、興味深い話題の数々。とても楽続き

2022年12月22日

【展望台】 求む、物流界のファーストペンギン

 実家に帰ると驚かされることがある。両親ともに夕食後、毎日ドラマを観ていることだ。ゴールデン帯のドラマはほとんど網羅しており、「今日は木曜だから〇〇(番組名)の日だね」と心待ちにし続き

2022年12月21日

【展望台】もう年末と言わない

 学生の頃、長生きする方法を考えたことがあり、一つの結論に至った。結論にたどり着いた場所は、記者にとって初海外のニュージーランド。滞在した1カ月は、何を見ても食べても驚きがあり、今続き

2022年12月20日

【展望台】片道50分の自転車道

 大人になった今でこそ生きたいように生きているが、子供の頃は、いろんなことがままならなかった。小さな女の子集団になじめずにいじめられて泣きながら帰った通学路、高校生になると、学力に続き

2022年12月19日

【展望台】最後のフロンティア

 真っ赤に染まったスタジアム。相手チームがボールを回すと大ブーイングが乱れ飛び、チャンスになれば大歓声が包む。言葉にすると陳腐だが、その場で空気を体感したら熱狂で身震いしただろうと続き

2022年12月16日

【展望台】1つの時代の終わり

 長年マースクを率いてきたソレン・スコウCEOが今年末で退任するというニュースを聞いた時、脳裏をよぎったのは「1つの時代が終わるな」という感慨だった。スコウ氏がマースクラインのCE続き

2022年12月15日

【展望台】経済指標が当てにできない時は

 航空貨物の落ち込みが続いている。フォワーディングはどうしても発地ベースの考えになってしまい、記事としても輸出優先で取り上げてしまいがちだが、輸入も、むしろ輸入の方が低調とも言える続き

2022年12月14日

【展望台】環境性能に優れた〇〇

 「環境性能に優れた」というフレーズを聞く機会が増えてきた。はじめて耳にしたのは自動車だったように思う。もちろん、この業界に入ってからは船でも馴染みあるフレーズだ。最近では「環境性続き